February 26, 2006

私のトリノ五輪

保健体育の授業で、よくお腹が痛くなった。
松葉づえついている人を見ると、知らん間に足がけんけんになり、
腕を折った人(最近減ったなあ)を見ると、腕がL字になった。
そして五輪。いろんな人に注意を頂いた。
「テレビの前で、スピードスケートのスタートの格好で立つのやめないか」
「ストッキングで廊下滑るのやめてー」
「床をほうきで擦るな、はけ!」
「なあ、風が吹くと(服がパタパタすると)前傾になって手足を伸ばすのは何故だ」

今、周囲は3回転ジャンプが必要な場面に出くわさないよう、警戒している。

Posted by kim at 11:30 AM | Comments (0)

February 19, 2006

人っ子一人いない

本を読んでて、そんな場面に出くわした。
知らないのに知ってる気分になる出来事のひとつ。
漫画やテレビ、ゲームでいろんな体験ができる。
人を殺すこと、殺されること、痛めつけること、
裏切ったり、泣いたり、仲直りしたり、迷ったり…。
でもそんなこと、現実にしょっちゅう起こるわけじゃない。

未知の世界を知らせる物に触れることで、
好奇心は満たされ、判ったような気がする。
でも実際は全く逆で、
こうしたものは人から「想像力」をたやすく奪う。
想像力はそのまま思いやりと優しさに繋がるから、それが欠けていけば…。
ゲームで感動しても、それが現実世界に生かせないのも当然といえば当然。
むしろ、ギャップにイラついたり、冷えた目線をくれたり…。
詰まんないのは、自分のほうなのにね。

私も「人一人いない」こと、知ってたつもりになってた。昔。
知ってるわけないのに。
そんな場面がSFやミステリーでは当たり前のように出てきて、
それにシンクロしてわかった気になってた。
違うと知ったのは、10年以上も前の、海外。
スコットランドのある街に仕事で約1週間滞在した。
米国よりはマシとはいえ、人種差別的な活動も活発になってたし、
やはり1人歩きは危険だった。それでも私は1人で昼、出かけた。
北半球では盛夏とよばれる時期だったにも関わらず、
体感気温は5度を切っていて夏物しか持参してなかった私は
どうしても服を買う必要があった。
街の中心にあった店の近辺には、パンク系の奴らがたむろして、
まあ結構危ない雰囲気だった。選んだ店が店だったせいもある。
置いてあるものは基本的にユニセックスだったし。
でもまあ、なんとか買い物を済ませ、帰った。

その数日後。私は1人で晩御飯を食べに行った。
夜9時過ぎ。
同伴者は日本から持ってきたつまみとビールで
おなか一杯という詰まんないおっさんだったので、
私は少々むかつきながら、出て行った。
本当だったら車で行くべきだったんだと思う。
だけど当時運転になれてなかったのと、街の中心街は
アップダウンがあって道の両脇にびっしり店が並んでいて、
とても駐車スペースを求めることができないのが判っていたので、
私は歩いていった。
目指す店は街のはずれにある中華。ここなら1人で行ってもOKだし、
英国の中華は米国の中華より遥かに美味い。
なにより大切なことは、外はまだ真昼間のように明るいこと。
北海道よりもずっと北極に近いここは、白夜に近かった。

出かける前は、現地ヤンキーのあの兄ちゃんたちがいたら
どうしよう、というのが一番の心配だった。
いたら、回り道しよう。そう思った。
だけど、それは全くの杞憂だということが、繁華街に入ってすぐわかった。

誰もいない。
真夜中にたむろしてそうなあの兄ちゃんたちさえも。
すべての店のシャッターが下りている。
昼にはうるさかったハードロック系の音楽も聞こえない。
耳に入ってくるものは、
坂道を通り抜ける風の鋭い音と、ゴミがかさかさいう音ぐらい。
猫、犬1匹もない。生き物の音も匂いもない。
ぞ~とした。
これが暗いならわかる。
でも真昼間の明るさだから、逆に恐ろしくなった。
何かが起きて、この街から人間がすべて消えてしまったんじゃないか。
いったんそう思うと、今度はイレギュラーな音が怖くなる。
狂ったように中華の店まで走った。

さすが中華。
開いていた。といっても間口は半間、小さなネオンがあるだけ。
中に入って人にあったら泣きそうになった。
帰りも走って帰ったけど、
今度は人に出会わないためだった。もう、冷静だった。

ひとけがないことがあんなに怖いと知ってから、
まだまだ知らないことが沢山あることにぼんやりと気がついた。
それでもまだ、足りない。
痛みは感じたくないけど、痛みを知りたいとも思う。

Posted by kim at 05:17 PM | Comments (0)

February 12, 2006

かめ

大人の男性の握りこぶし大の、かめをみた。

水槽に水が流れて、中央に平たい置石。
カメはその上にいた。
ビルの中だからか、水槽の端には眩しく輝く電球がある。
煌々と輝いている。

まず目がいったのはその甲羅。
昔いた緑かめとかじゃなく、すごくこんもりと丸い。
甲羅の色は茶から緑の複雑なコンビネーションで、とても上品。
前から後ろへ、まるで骨のような線が走ってる。
実際、骨っぽい。そう、まるで和凧の骨のような感じ。
甲羅の縁はわずかに持ち上がってる。
ちょうど、海外の陸軍が野戦時に被るヘルメットのように。
その甲羅から足が出てる。
先っぽに、爪があった。5つ。
鋭いともいえる感じで綺麗に尖っているんだけど、色が漆黒。
足や首は緑からクリーム色に近いので、
その黒くちっちゃな爪がとても映え、美しい。

太陽代わりの電球に向って、かめは一生懸命首を伸ばす。
大人の親指を少し、細くしたぐらいの長さと大きさ。
どうせ動かないんだろうな、と顔を見て驚いた。
喉がゆっくりとへこんだり、膨らんだりしてる。
「あ、生きてるんだ…」
当たり前だけど、見入った。
一番高い部分には、針で刺したような小さな穴が二つ。
「鼻の穴だ…」
そして。小さなビーズの球のような、瞳。
この色も爪同様、漆黒。つやつやと輝く。
この瞳が左右、ばらばらに瞬きする。
「つぶっ、つぶっ」ってな感じで。
口は黄色い皮膚のどこにあるんだろう。わからない。
「んんー」と真一文字に結ばれてて、凛々しい。

なんて賢そう。
じっとみてると、動かないと思った首を振って、
こっちを見たり、また戻したり。ときには足をううーーんと
伸ばして(ちょうど寝起きの猫みたいに)爪を広げてみたり。
飽きない。

かめとかペットで買う人の気持ち、今ひとつわかんなかったけど、
わかった。
かめ、可愛いよ、凄く。
驚いた。

Posted by kim at 03:58 PM | Comments (2)

February 07, 2006

変な歌

妹の家で本を読みながらゴロゴロしてたら、
「ねえちゃん…」と声がかかった。
見ると、とても複雑な顔をしている。
「どうしたん」
「その歌、やめて…」
「はあ?歌?」
歌ってた意識はまるでなかった。が、
そうやって言われてみれば、何か鼻歌を…。
私は音痴なくせに、よく歌う。
しかもオリジナルソング。

さて、歌は、妹曰く、
「ビビンビンビン ビンラディン」
としか名づけようがない歌だったらしい。

うーん、そういえば、確かに、
「ビビンビンビン ビンラディン 
ラディラディラディン ビンラディン」とか言ってたような気がする。
そして間奏にあたる部分では、
「雨降り 小姑 ビンラディン 
雨降り 小姑 ビンラディン」とか
1人コーラスも入れてたような気がする。
でもその辺は、さすがに妹だからとっくに慣れているはず。
「だって、最後が!」
その歌の締めはなぜか、こう終わっていたらしい。
「いもうとよ~みそしるの作り方を~かいておけー」
「いやだああああ!」

そんなことを言われても、わしゃ知らん。

Posted by kim at 08:26 PM | Comments (0)

February 05, 2006

銀の塔とエルベ

東銀座・歌舞伎座付近には通称シチュー通りと呼ばれてる場所がある。
とかいっても、それは最近知ったこと。
ちょうど「ビーフシチューが食べたいな…家で作るってのじゃなく、
いかにも店で作りました、ってのがいい」とか思ってるときに
周辺を歩いていて、銀の塔の「シチュー専門店」という看板を見つけたのだ。

で、店の間口は狭く、暖簾が出てるだけ。メニューもない。
もちろん値段もわからない。だけど覗くと、お客さんでいっぱい。
ま、いっか、と思って入った。

土鍋に入って出てくる、和風ビーフシチュー。どこが和風かといえば、
「ご飯にあう」のだ。赤ワインではなく日本酒を使っているとか、
だしがちがうとか聞いたことはあるけど、とにかくご飯にあう。
最初はミックス(ビーフ&タン)を頼んだ。
厚切りのやわらかい肉が一杯入ってて、たまねぎ、ジャガイモ、
にんじん、絹さやも。
値段は現在2500円。小鉢3つがつき、ご飯お代わり自由だけど、
はっきりいって高い。
でも。
最初食べたときには「ん。こんなもんか」と思ったけど、
後日、ふと思い出して「あ、食べたいな…」
後を引く感じ。その後定期的に行くなど、完全に嵌ってしまった。

ところがふとしたことで、その辺がシチュー通り(銀座?)とか
言われており、銀の塔よりもエルベという店のほうが人気だと知った。
聞けば、こちらもごはんに合う土鍋シチューだという。
どう違うのか。本当に銀の塔より美味いのか。
行ってみた。

驚いたことに、ほぼ一緒。
違いは、本当に若干エルベのほうが量が少ない(れんげ一杯分、
肉1枚分ぐらい)のと、入ってる野菜が絹さやではなくさやいんげん、
小鉢3つはなく、漬物だけ。
でも最大の違いは値段。1800円。この段階で700円も銀の塔より安い。
平日のランチタイムにいけば、しかも1500円。1000円、この差はでかい。

味の違いは微妙で、どちらかをおいしいと思えば、
もう一方もほぼおいしい、という程度まで似ている。

エルベの問題点は、働いているのがおばちゃんばかりで、
しかも狭い中で、そのおばちゃんたちがお客がいようといなかろうと、
大声で話す(しかも私語)こと。しかしそれより気になったのは、
相席が基本のせいか、食べているテーブルの上に、他のお客が会計の際など
荷物を置いたり、服を置いたりすること。
あちちとシチューを食べているときに、他人の荷物が
土鍋の隣にどーんと乗る。大抵の人はびっくりするだろう。
私がいった2回とも1人で4人かけのテーブルを使っていた
せいもある。(でも狭いけど。実際は大人2人でちょうど)
しかし、ということは店内は空いていることを指す。
これは相当失礼だと感じる。
もっとも店というより客の質の問題(いや、それは結局店の問題なんだけど)。
置くことに対し、こちらに一言もない。
それが「常連」っぽいと考えているのなら、相当品性が欠けている。
まあ今度2人でいってみて確かめてみる。

しかし…瓜二つとも呼べる店が、すぐちかくにあるのは何故?
波乱の匂い。
たとえば、名古屋のカレーうどん有名店(最近首都圏に進出)の
「若鯱屋」は屋号を強奪した店だと認識している。
もともと若鯱屋は黒川に本店と、分店がひとつだけあった。
でも場所がやや辺鄙なのと、駐車場が皆無なため、そこそこの込み具合。
若い女性ではなく、うどん好きが並ぶという店だった。
ところが、ある日突然、繁華街に店を出した。
「ん?」と思って本店にいくと、名前が「鯱の屋」に変わってる。
そして「若鯱屋とは何の関係もありません」という張り紙。
出しているものはほとんど同じ。
違いは、本店には「絹うどん」という細くて腰の強い麺があるが、
偽者?にはない。また偽者はチェーン店化した際、オリジナルのメニューを
どーんと増やした。
「若鯱屋の前の家の人が、繁盛振りを見て、これなら俺にも
作れるとまねして勝手に売り出した」という噂も流れた。
それが本当なのだとしたら、
商標その他の法的問題が本店は非常にあいまいだったという
ことだろうけど、ありえるのか?
とにかくえぐい話があったことは、
鯱の屋の張り紙からして簡単に想像できた。

さて。エルベと銀の塔の話。
私が食べていると、カウンターのおばちゃんが「ごはんおかわりして」という。
もともと私は絶対におかわりするので、頼む。
すると聞いてもいないのに「うちのご飯はおいしいから。
新潟に電話すると、うちの名前を聞いたあと精米して、翌日の朝には
届けてくれるから」という。
たしかにエルベのご飯はおいしい。固めだけど。これはシチューを
かけて食べることを考えてだろう。
(中には土鍋に入れてしまって食べる人もいる)
銀の塔はより固い。そしてまずくはない…けど、人によってはまずいと
感じる、微妙なご飯になっている。(多分、米の質は悪くはない)
だからご飯は完全にエルベに軍配。

こうした話をしてくれたこともあって、意を決して聞いてみた。
「どうして似てるんですか」と。
おばちゃんは、はきはきと答えてくれた。
「ああ、昔うちの息子が銀の塔の1番弟子だったの」
なるほど。その昔とは30年前のことだ。
「うちは昔からの、そのときの作り方のまま、今も作ってる。
そのときの銀の塔はすごかったわよ。東劇(歌舞伎座)まで
行列がずら~と並んで…」
しかしその後、銀の塔はいろいろあって経営者が変わり、
今は服飾関係のオーナーになり、エルベとの関係は全くないという。
一時は外国人労働者などを使っていたが、客足が遠のき、
昔のお弟子さんを呼び戻したりしたが、ダメ、というのが
おばちゃんの解説だ。そういえば、銀の塔にいったとき、
箸袋に京都店の名前があったので「こちらもやってるんですか」と
聞いたら、無関係だといわれたことがあった。
エルベおばちゃんいわく「京都の店はないわよ」だった。
さらに。
「小鉢なんかいらないじゃない?それくらいなら安くしたほうがいいわ」
私もそう思う。120%この点は同意。
おばちゃんいわく「役者さんもむこうは(シチューが)薄いといって、
うちにくる」。
味の差か値段の差かは…これまた微妙な気もするけど。

…あ、また調べちゃった……。

もー、いいや。どっちが好きかはもう好み。銀の塔はそれでも
銀座・歌舞伎座という雰囲気もあるし。
いずれの店も電通が転居してからは、ランチの一時を除けば
並ぶことはない。

ちなみに銀の塔は歌舞伎座を築地方向(橋方向)に1本行った先の
路地を左折して左側、エルベは歌舞伎座向って右の路地を入って、
最初の路地を左折した右手(つまりほぼ真裏)にある。

忘れてた。
銀の塔とエルベの秀逸な点。
それは「お昼休みがない」ことです。
都内はまともな店でお昼を食べようとすると、
駅ビルなどの立地を除けば
午後2時過ぎると8割減、3時を過ぎると9割5分の店でアウトです。
が、ここはいつでもオッケー。
時間の不規則な人には最高です。

さらに。
エルベが移転することが判明。
2008年3月か4月から。
歌舞伎座の真裏から、マガジンハウスの裏?へ。
だから距離にして100メートルぐらい?
ただメニューが変わるらしい。
全部噂だけど
・夜はシチュー以外も出す、酒を飲む感じに
・夏のメニューも変わる。シチューが売れないから
・値段は未定
・昼休憩が入るかも
うーん…。

Posted by kim at 01:09 PM | Comments (5)

February 02, 2006

2月といえば

バレンタインデー。
あの手この手でこれを利用しようという計画花盛り。
しかしメルマガで、
「バレンタインデーギフトはチョコだけは足りない」という文句とともに
「松坂牛を贈ろう」と来たのには驚いた。

「これ、チョコ」
「おっ、ありがとう」
「それと…これも」
「え?何?わっ、ちょっと冷たいけど」
「うん、あのね、これ…松阪牛なの」
「ええっ!あの天下の松阪牛様っ?!」
「うん、食べて」
「おおー、ありがとう…でも俺、料理しないし、
一人で食べてもつまんないし…あのさ、家きて、一緒に食べよう」
「ええっ!本当?うれしいっ!」
かくして2人は夕食をともにし、ホットな夜を過ごすのであった…
…って、あるかーー!

いや、普段はこの肉屋さん(松阪に店のある専門店)、
全うなんですけどね。セール時だと100グラム390円で買えるし、
家族で大量消費するときや母に肉食わせたろうとするときに
使う良店だと思ってた。なのに。
肉屋も狂わせる、恐るべし2月14日。

Posted by kim at 07:40 PM | Comments (3)

化粧品の話

を、一生懸命書きました(?)が、疲れました。

しかし書いてて、発見したことがあります。
それは
「なんでこんな時間もお金も結構かけてるのに、
使用感とか継続の感想が少ないわけ?」

気がつきました。
どーも私にとって化粧品の人体実験は、
「綺麗になる」ためではなく、
「怪しい団体や製品がどうなってるのかを知る」
ことが目的だった様子です。
つまり綺麗になるかよりも「調査」がしたいだけという。

だから…体験(買う)した時点で満足してる…。
使った後のことは、どーでもいい(としか思えん、自分の書いたものを読むと)。

結構ショックでした。

Posted by kim at 08:13 AM | Comments (2)