あいかわらず続いている通販でのちょこちょこ買い。
どーやっても浮気してしまうコスメ関係。
ぺたぺたぴゅ、で終わってしまういい加減なメークしかしないヘタクソなのに。
この冬買ったのでリピーターしたのは「エバメール」。
パラペンが入っているものの、あとは安心の内容。
送料無料(代引きもたしか…要確認)、買えばなにかおまけがついてくる、2時までなら即日発送など、
通販につき物の不満をほとんど感じさせないのは素晴らしい。
で。肝心の製品ですが。
私は部分乾燥肌ですが、相当効きました。
過去酷い日焼けをした後遺症で、乾燥が進むと一部がかさかさになる。
いわゆる「はたけ」っぽい感じになるのですが、この冬それはなし。
乾燥にはかなり効き目があると思います。
「深部に入らないから表面だけ」という口コミも見ましたが、
もともと化粧品は真皮をほとんど通らないので同じ。
まず表面を潤さねば(フタをする)、奥もへったくりもない。
全身にも使えるので、私はタンク(500)で買ってます。
当分使うと思う。
あと朝日新聞の広告を見て、おためしセットを買ってしまった。
江原道のファンデセット。
コントロールカラー2色、ファンデ(チューブ)3色、パウダーファンデ2色、
パウダー1こ、パフ1こで1500円。
「ハイビジョン対応のプロ用。毛穴が目立たない」という売り。
(エクスボーデみたいですね)
江原道はこれまた悪い素材は全く使わない、というコスメ。
ファンデも3色あるから、立体感のあるように作れる。
で、使ってみて。
たしかに塗った直後はきれい。
だけど、時間がたつと、今自分が使っているもののほうがきれいな崩れ方をする気がする。
ヘタクソなせいだと思われるが、腕はそんな簡単に上がらん。私のメークへの情熱から考えると。
ただこの江原道で有名なのは、片栗粉のようなさらさらのパウダー。
典型的なルーセントタイプ。
ケセランパサランのパウダーが今、すごく評判がいいのは知ってたけど、それと同じぐらい高い評価だった。
確かに、これはいいと思った。
パフの上に粉を出し馴染ませぽんぽん。いつのまにか、粉が溶けて?シアーになる。
ソフトフォーカスで毛穴など肌の欠点をぼかし、ふわっと明るく見せてくれる。
だけど…買わないかな、リキッドファンデの現品は。
(粉は買ってもいいかも)
というのは、私はどーもリキッドやクリームタイプのファンデが合わないようです。
普通乾燥肌とか1番いいっていうし、最も肌がきれいに見えるのが、
リキッド+粉というのはもはや定番になってる。
でも、私にはそうじゃないみたい。
今使ってる固形(ソニアのつけるとリキッドになるってやつ。すごい薄付き)のほうが、きれいな崩れ方(?)をしてると思う。
ただこのソニアのファンデ、買ってから2年ぐらいほかっておいた奴なんで…本当に大丈夫か、わし。
あと同じハイビジョン対応ファンデのエクスボーテに較べれば、ずいぶん自然な感じに仕上がる気がする。
エクスボーデはテクスチャーが重いので、しっかりした感じ。作りこむタイプのメークが好きな人には江原道よりエクスボーテ?私は江原道のほうが好きです。
数日試してみた結果、今はこれに落ち着いた。
下地(ソニア)+固形(でもリキッド状)+江原道パウダー。
これまではアイビーのフェースカラーパウダーを使ってた。コンパクトの中に4色が混じってる奴。較べてみて江原道のパウダーがよければ、パウダーだけ買う。
パウダーばっか余ってく(笑)。アイビー、ベッカ…。
いいと聞いて買ったクレド・ボーのファンデとパウダーは母にやってしまった。
すげえはりこんだのに。くすん。
どのみち朝、化粧時間5分なので手早くやれる奴じゃないとダメ。
3色使いは楽しいけど、やっぱり時間は食う。
だけど、1番大事なのはベースですね。ベースが整っているかどうかで全然違う。
ていっても化粧水とかぺしぺし塗ってるだけなんだけど。
結局、健康的に見えるか否かは「肌」に集約されるので、それを整えないと何やっても無駄だ~。
日本人女性は「肌質」にものすごくこだわり、欧米女性は「どう見えるか」に執着することを某化粧品開発関係者から聞いた。
そっから機能性化粧品(肌質を根本から変える)ってのは、海外ブランドものより日本のほうがいいのかなって思い込んでいる。単純。
前、瞬間的に化粧品熱が高まり(私の熱意はいつも瞬間的)、
アットコスメで「ランキングトップのやつを全部そろえれば完璧じゃん!」とイージーに思い、実践しようとした。
でもすぐに頓挫。合わない。それで前よりいいかっていうと、必ずしもそうじゃない。
むしろ期待している分だけ「え?この程度」って。
最大公約数が、当てはまるとは限らない。それが全ての人に起きるという不思議。
つくづく「合う(と思われる、もしくは思い込める)化粧品選び」ってのは難しいと思う。
今はやりのコエンザイムQ10については、世話になってる皮膚科医師がこういってた。
「コエンザイムは安い薬。最近の研究では大量投与のほうが効果がある(1日100㍉とか)。出始めは40や60だったけど。処方箋で出せば、1か月分2000円ぐらい。合成と天然があるけど、合成だから劣るわけじゃない。むしろモノによっては合成の方がいいこともある(ここの根拠は不明)」。
ちなみに塗るコエンザイムも効果ありとのこと。
ただし「安いクリームではダメ」といわれた。
実はあることからコエンザイム高配合のクリームを手に入れたのだけど「確かにすごい」と思った。
錠剤と併用すると、さらに効果があるそうな。うーん。やってみようかな。
いやもうイランがあんな勝ち方するから落ち着かない。
テレ朝の中継を見ているとよけいいらいらするので、一度切って。
立ち上がりはまずまず。
でもイラン戦もそうだったんだよな…。
俊輔がなんだかんだいって守備やってる。とか思ったらイエロー。
とかいってたらサルミーンにイエロー。
最初のCKはクリア。
…。
……。
………。
勝ってよかった。
ありがとうサルミーン。
ありがとう埼玉スタジアム。
まともな勝ちは1こもないが、それでも勝ち点6。
あー疲れた。
バイオリズムのせいだと思うんだけど、
「やたら眠たい」「全然眠くない」
「おなかがすぐにすく」「あまりすかない」など、バラバラ。
先週は「眠くない」&「おなかあまり空かない」週だった。
んで仕事終わったあとに用事やら遊びやら入れてたら、
平均睡眠時間が3時間になってしまった。
週末はダウン。
…仕事がいろいろ落ち着かないので、
寝不足期間は4月中旬まで続くと思われる。
春はいろいろ忙しいね。精神的に。
そんな中、和ませてくれる人がいた。
予定表の欄に書かれている、本来あるべき名前は「フジテレビ」。
しかしなぜか「ブシテレビ」「フシテレビ」「ブジテレビ」。
なんでまともにかけんのだ。
しかも「シ」が「ツ」になってるし。
「ショーユ」を「ツョーユ」って、どう読むんだ。
ついでに「ユ」が「コ」だ。
「ツョーコ」。
どこの人だ。
みんな黒い謎の液体を匂いかいで判断してた。
挙句の果てに「なんだか怖いから」とコンビニに買いに行ってた。
頼むからひらがなで書いて。
「餃子の王将」の前を通り過ぎるとき、
夫はこう言い間違えた。
「オウザのギョーショー」
しばらく餃子を見ると「ほらオウザだよ、オウザ」と、
いじめてやったのはいうまでもない。
しかし。
私は先日「プチ断食」といおうとして間違えた。
「プチだんきち」
即座に呼び名は「だん吉」。
発展形で「車」、
今は最終形態「ベンツなおみ」になっている。
ちなみに私は車はもってない。
川島なおみはこの番組のレギュラーだったことを本気で忘れたいらしい。
しかし。
過去は消せない。
間違いも。
大転機、が何事もなく通り過ぎたので。
(いやたんに先延ばし)
大掃除をした。
なんで今頃?
それは部屋が「のだめ」状態だったから。
ただし食べモノでは汚れてない。
食べたらすぐに片付ける主義なので、これは大丈夫。
水周り系の汚れはダメダメなのだ。
ではなんだ。
服と本。この2つが諸悪の根源。
特に服。
掃除を始めて思った。
「私、もうこれ以上服買っちゃいかん…?」
正直、この春も
「うわー、カットソーもジャケットもスカートもパンツもない!
やっぱ一番欲しいのはスプリングコート!」とかほざいてた。
でもほざくわりには、物欲はあんまりない。
テレビとか雑誌とか見てて「これ欲しい」と思うことほとんどない。
買い物もめったにいかない。
これに比べたら「食い意地」のほうがはるかにすごい。
しかし。
物欲が薄くても、次いで「絶好調の2番手」といえる性質を私は持っている。
それは。
「無計画」。そして「管理能力なし」。
「うわっ、またシャツ?あれ、こんなカットソーもってたっけ?」
出てくる出てくる。
春から夏にかけての白系ジャケット、6着はあるんですけど…。
まあ白Tがやたらあるのは仕方ない。汚し屋だもん。
大体「目に付いたもの」「気に入ったもの」ばっか着るからいけないんだ。
もうこうなったら、私のような奴は、季節の変わり目ごとに
「はい、シャツ3枚、スカート3枚、パンツ3本、カットソー3つ、ジャケット3つ。
これでやりくりしなさい」といわれ、どっかに閉じ込められる。
んでそっから出勤して、シーズンが終わると、
本当に気に入った奴1着ずつ以外は全部処分する。
次のシーズンはそれを残して2枚新調するか、
結局それも捨てて新しく3枚にするかを決める。
「って誰か指導してくれないかなあ…」
人頼みの段階で終わってる。
くそー。
脱いだら「はい、僕一番最後にいくね、じゃ、君、先頭」
って勝手にたたまれて、並び変わる服売ってないかな。
私は、一度着た服を何でも洗おうとする癖がある。
当然痛む(水洗い不可でも関係ない)。
ので、周りからとめられる。
今回、我慢に我慢を重ねて、お気に入りのジーンズを洗った。
買ってから初めて。
洗う前、しみじみと眺めた。
本当はクラッシュ(穴あき)が欲しかったがなく、普通の定番のにした。
「これでよかったな。あまりラフだと困るし」。
結果オーライだ。
そして洗い終わったら。
ひざに穴が開いていた。
馬と人の、馬術と演劇の一体化。スペクタクル。
騎馬オペラ「ジンガロ」の「ルンタ」をがんばって初演日に見た。
髪を切っているときに偶然見た、ジンガロの特集。
人が馬を制すのではなく、馬に人が従うのではなく、ただ、ひとつになる。
今回のスペクタクル(ジンガロでは演目をこう呼ぶ)。
ルンタとは、チベット語で「風の馬」。
とたんに、いつか尖塔で聞いたあの音が蘇った。
一目で恋に落ちた。
数日前、その初演が今日だと知って、チケットを取った。
もうネットでは取れないので、電話で直接予約して。
場所は木場公園。東京都現代美術館の隣に、ジンガロ特設シアターがある。
詳しいことは省く。
これからいく人がいるかも知れないから。
だけど。
一歩入った途端、全身が総毛立った。
始まって、最初の10分で泣いた。
(え、なんで?っていう人いるだろうな…でも、出るもんはしょうがない)
香の匂い、地から響く音は人の声。
チベット僧の声明。
開演を待つ間も、もう世界は始まっている。
ジンガロを主宰するバルタバスは今回の公演のために、チベットに行き、
ダライラマに許可を得て、チベット僧を連れてきた。
バルタバスのスペクタクルはまず「音」から始まるという。
音に惹かれ、それに触れ、そこから作品を考え、馬とともに作り上げる。
その間、最低3年。
シアターはそのまま馬場に直結している。そこで人と馬と僧侶は、
文字通り24時間寝食をともにし、ひとつの「何か」を作り上げていく。
どうして日本で、チベット僧の本物の声明を聞くことができる?
それも、ほんの少しも、その意味も価値も損なうことなく?
震えた。
そしてそれがフランス人の愛す、馬と人との間に混じって溶けていく。
チベットと、仏教。馬と人、そしてフランス。
特別協賛しているエルメスの馬具にも興味があった。
シアター併設の小さな展示室には、エルメスの鞍があった。
チベット僧の声明を聞きながらこれを打ってる。
チベットの人が売ってたCDを2枚、買ったから。
そして、馬。
最初の涙は、馬たちを見た瞬間だった。
馬がどんな生き物か。臆病で、群れ成すことが当然で。
そんな彼らが、普通では信じられない動きを見せる。
簡単なように見えて、考えられない動き。
それをさせるための、特別な訓練はしていないという。
奇跡の、一歩手前。
何から書いていいのか分からない。
だから、具体的なことを。
席はプレミア(2万4000円)、SS(1万8000円)、
S(1万4000円)、A(8000円)の4種。箱は中央に円形30メートルの舞台。
近く、どの席でも見れないということはない。豆粒ということもなく、
A席でも十分楽しめる。1列目は触れられそうな感じ。
馬がいなないたとき、鼻水?が飛んでくるくらいに近い。
舞台の2方向(対面)にはチベット僧の舞台がある。
そこで彼らは楽器を鳴らし、声明を、マントラを奏でる。
その隣の席(おそらくSとA)も面白いかもしれない。
私はIゾーンのS席(10列目…S席は9列目から)だったけど、満足した。
トイレは開演前に済ませる。途中退場は基本的にできない。
(できるけど、座席に戻れない可能性あり)
トイレは混むけど数はあるし、箱が小さいので、10分も並ぶことはない。
併設の建物では、軽食、グッズなどが買える。軽食はまさにヨーロピアンスタイル。
ヒースローなどであるオイスターバーのノリ。軽くシャンパンなど。
トイレの恐怖があったので、あいにく私は食さなかかった。
味は不明。しかし相当混む。値段も不明。おそらく安くない。
他、ヒルズに入ってるチョコ専門店がジンガロ特製チョコを。
しかし平均カカオ分65~70%なので、ほんとに苦味を味わえる人で
ないとお勧めしない。ジンガロ特製チョコはジンガロシアターのみの発売。
1000円。ヒルズでも売らない。
オフィシャルグッズは、帽子、ポロシャツ、タオルなど。2000円から。
携帯ストラップは3000円。エルメスなら買ってもいいかな、と思ったが、
違ったのでやめた。
パンフは3000円。途中、日本人俳優のレポートは余計だけど満足のいくもの。
場内は馬と人が激しく運動し、馬場としょっちゅう出入りがあるせいか、
ほとんど暖房が効かない。上着を脱ぐことはない。防寒したほうがいい。
土日は5時開演だからまだいいが、平日は7時だからよけい冷える。
場内は撮影禁止。当然。禁煙。携帯はオフ(1人鳴らした馬鹿がいた)。
あと声明をあげるチベット僧に敬意を表し、スペクタクル中は拍手禁止。
よって集中してみることができる。ただ見て、感じる。
筋はない。ある意味、音楽もない。オペラとなっているが、実際には
オペラではない。人と馬、チベット。それを見に行く。
できればチベットのこと、仏教のこと、馬のこと。
そしてジンガロのこと。少し勉強してから行ったほうがいい。
難しいことはいらなくて、たぶんどっかの女性誌が特集してるのを
よめば十分だと思う(婦人画報?)。
何かに傷ついていたり、ちょっとした分岐に立っていたり、
少し疲れていたり、
そしてなによりも「どこか遠くへ行ってみたい」と思っているのだけど、
その「どこか」がどこだかわからない。
それは心の中にしかない場所なのかもしれない、と思っている人なら。
ジンガロ「ルンタ」は観る価値があると思う。
逆に「ちょっとよさげだから」「流行だから」「珍しいから」と
いう感じで見に行く人、やめたほうがいい。こないほうがいい。
いや別に「わかんねえやつ来るな」とかかっこつけていってるんじゃなくて。
誰よりも観た本人がきっとそう思うから。なんだこりゃ、って。
パンフの中にあるチベットの写真。
それこそが心の中にある国。
電車の中で久々に凛々しい中学生男子を見た。物凄く整った顔立ち。驚いた。
が、彼はこう呼ばれていた。
「うりぼう」
…は?聞き間違い?とか思ったが、どうもそうではないらしい。
別の男子はこう呼んだ。
「おい、しましまー、おせーぞ」
…間違いない。やっぱうりぼうだ。
一体何が彼の身に起こったのだろうか。
「実家でいのししを飼っていた」「身体測定のとき下着がしましまだった」
よくわからん…(わかるわけがない)。
でもそのうりぼう君は別にそう呼ばれても特に嫌そうでもなく、普通だった。
ので余計笑えた。
でもふと自分の中学時代を思い出して納得した。
子供は意味不明なあだ名をつけるということを。
中2のとき、クラスに「うきゅう」と呼ばれている子がいた。
「うきゅう」と呼ばれると、奴は「うるせえ!」と必ず怒鳴っていた。
しかしこの「うきゅう」は略語なのだ。
本当は「月面クレーター人間・アポロ13号」という。
なぜクレーター人間なのか?
耳の横に「三日月ハゲ」があったからだ。
それが「クレーター」。
そっから派生して「月面クレーター」だの「着陸船」だの…で、
なんでかしらんが「うきゅう」になった。
どこをどう経れば「月面…」が「うきゅう」になるのかわからんが、
みんな意味は知っていた。
このクラスには何人か特徴的なあだ名を持つ子がいて、
もう一人「真野」君という男子がいた。
彼はもう見るからに生気のない子で青白く、口数少なく、
あまりの存在感のなさゆえに逆に目立っている、そんな感じの子だった。
悪ガキばっかり集まってたこのクラスは、クラスの要注意人物?が
先生に当てられると掛け声が飛ぶ。
たとえばクラス1バカ(笑)のI君が立たされると、一斉に「ぴーんち!」の掛け声。
で、この真野君が立たされると…。
「あ~ヒマヒマヒマヒマ」「ひま~の!」
そう、彼は意味もなく「暇な奴」のレッテルを貼られてしまっていた。
これで真野君がびしっと問いに答えればかっこいいのだけど
「…わかりません…」と、また蚊の泣くような声でいうのだから、
喜んだ男子はいっせいに「あ~ひまひまひま…」と繰り返すのだった。
それでもI君はちょっと気にしていた。
あまりに真野君からのリアクションがないので、やりすぎなのかな…とか
思っていたみたいだった。
しかし。
このクラスには日直日誌というのがって、日直がその日にあったことや問題を書いて先生に提出する。
問題の真野君が日直になったとき。
彼はまた体そっくりのミミズがのたくったような文字でこう書いていた。
「今日もヒマだった」
それをみたときのI君の反応。
「すげえ、真野って自分でヒマってかいてやがる!」
よくわからんが、I君はその後ちょっぴり真野君を尊敬した様子だった。
といっても相変わらず「あ~ひまひまひま…」の掛け声がかかっていたんだけど。
…ということを思い出して。
うりぼう君のクラスもきっといじめには無縁に違いない。
なんだかそう思った。
いつも、財布にいくらお金が入っているかぜんぜん把握していない。
こういうのは、財布にお札がどばーーと入っている
お金持ちさんのやることだと思うのだけど、
私はたいてい千円札しか持ってない。
1万円札が複数入ってたためしなどない。
使ってしまうので恐ろしくて入れられない。
だから昔、出張費は貰うとすぐにセロテープで蓋をしてた。
買い物をするとなると、服でもなんでも選ぶだけ選んで
「ちょっと銀行いっておろしてきます…」
この瞬間、店員さんはとっても不安げな顔をする。
すいません。
まるっきり信頼がないんです、自分に。
そして今日の午後。
お昼をちょっと張り込んで(といっても2000円以下だが)食べたあと青ざめた。
財布の中に300円(正確には316円)しかない。
「あれ~、1万円札入ってると思ったんだけどな」
普段もってないくせに、なんでこんときだけあると思うのか、
自分がわからん。
確かに1ドル札とか、100ドルTCとか、百貨店の商品券だとかはあるんだけど。
役にたたん。
昔、お金を持たないでバスにのって、同乗した見知らぬ男性に無理やりお金を借りて、
なおかつ降りた先の地下鉄駅にどうしても入らねばならない用事があって、
駅員さんに事情を話し、かばんを人質ならぬモノ質にして突入したことがある。
(そしてこれには悲しい顛末ができた。お金は返したけど)
会社についたら21円しかお金がなかったこともある。
しかし。
さあ困った。
くそー、スイカに1000円、チャージするんじゃなかったぜ。
「またモノ質戦法か…」
さすがに今回は借りる人がいない。
うーん、警察に突き出されたらどうしよう。
いやそんな怪しい身なりじゃないけど、この際そういう問題じゃないしな。
おそるおそる聞いてみた。
「あの…この金額でカード使えますか?」
「はい」
あっさり女の子はうなずいてくれた。
よかった…!!
「あー、もう危ないから、かばんやポケットのどっかに1000円札とか入れておこうかな」
そうやって半年後、お札は使われないまま、ひょこっりでてくる。
折りたたまれたまま、洗濯されて。