June 10, 2008

謎の遠征

誰が言い出したのか、会社で「子供の頃の悲しい動物の思い出」が話題になった。
そしたらA君が悲しげな顔で「俺の隣のうちの猫が樹海に捨てられた」という。
彼の実家は北海道だ。
皆「絶対に樹海はない」と思ったが、
A君は「いや、隣の家の人は正直者だった」と言い張る。
正直者は猫を捨てない気がしたが、それはさておき、
今度はB君が「それ、子孫がいるかもしれないぞ」と言い出した。
彼の家の猫は、自分の家の裏山に捨てられたというよりも勝手に逃げたのだ。
「最初は探したけど、子供だったし危ないって言われて泣く泣く諦めた。
そしたら10年ぐらいたってひょんなことで山入ったら、いたんだよ!子猫が!」
「ええ~それ違うんじゃない」など疑惑の視線に、B君は、
「いや、見間違いはない!あの変なキジトラはアイツしかいない!」と言い張る。
ここでA君「でもさ…お前の家の山だろ、それ?樹海は無理じゃないか」
B君「いや、俺んちはハゲ山だった。なーんもない。樹海の方がきっと生き延びれる」
A君「本当か?」
B君「本当だとも!」
2人は意気投合。そしていつしか「樹海に捨てられた猫の子孫を捜しに行く」ことになった。
さあ、こうなると周囲が黙っていない。
「俺も」「私も」と言い出し、なぜか私も行くことになり、
んでもって集まった人数がこの時点で12人。
全社員が休む日が年間1日もないのに、なんという都合のつけっぷりだ。
しかも「俺も休みがあったら行きたい」「ええー全員でやすめないじゃん!第2弾やってよ」
となり、
「こんな人数で樹海いけないよな」ということで、
いつの間にか「伊豆温泉ツアー」ということにかわっていた。
状況だけ見れば合コンにも見えるが、参加者はそれぞれ、配偶者、カレカノとパートナー持ち。
さらに「やたら増えるので家族抜き、単独参加にすること!」「おお--!」
一番大声で叫んでいたのは、A君とB君。
…猫の子孫はいいの?

Posted by kim at June 10, 2008 03:19 PM
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