母から手紙が届いた。
昨年、父が亡くなったことを母には内緒にしていた。
昨年1回死に掛けたのもあって、心身ともに
どういう反応を示すかわからなかったからだ。
が、母は自分で知った。
バスや電車を乗り継いで戸籍を取りに行ったのだ。
そこまでの行動力があるとは思わなかったので、姉妹一同焦った。
しかし、こういうことは往々にしてあることだけど、
母の「知った後」は驚くほどあっさりしていた。
彼女にとってピークは決断した2年前だったのだろう。
今回届いたのは、その死亡に関する公的書類だった。
昨年、相続放棄などを姉妹一致して行っている私たちは、
「すでに持っている」と説明したのだが「送る」といって譲らない。
母は、私らが先に知って黙っていたことについては全く怒らず、
むしろ自分で勝手に取りにいっていたことを謝ってきた。
でも、こうやって不要にも関わらず送る、というのは、
この件に関して失っていた主導権を取り戻したい、
そう思っているようにも感じた。
かつては父の妻であったという自分の務めを果たしたい、というように。
結局、それほどいうのなら、と送ってもらった。
すでに入手している書類に加え、母の手紙が入っていた。
過去にも手紙は貰ったことがある。
私は大学入学後から実家を離れているから、時折宅急便などに入っていた。
だけどたいていは便箋1枚。時候の挨拶など、簡単な文句だった。
今回の用紙は便箋ではなく、電話の横に置いてあるメモ帳数枚。
形は粗末だが、中身は違った。
珍しく自分の気持ちがつづってあった。
母はそういうことは一切書かない類の人だった。
書かれている内容は平凡なことだった。けれど
「こういう文章を書く人だったのか…」と不思議な気持ちになった。
そこで、母からこうした長文の手紙らしい手紙を貰ったのは生まれて初めてだということに気がついた。
改めて封書の宛名書きを見る。
母の字は大きく流麗で女性らしいのだが、勢い、タッチは実に男らしい。
私は母の字が好きで、まねをして今の字になった。
でも母の字を見るといつも、全然まねになってない、と思う。
なんてへたくそなんだ、と嫌になる。
今回も同じだった。
それにしても、性格はとんでもなくとんちんかんなのに、
字はなんであんなにバランスが整っているんだろう。
いい加減な切手の貼り方といい、几帳面だかズボラなんだかわからない。
でも、ずっとずっと取っておこう、と思った。
貰ってよかった。
いらない、なんて最初にいって、ごめんね母さん。
昨年色々あったんだね。
日記読んでても、そこまでは気づかなくて。。
でもkimさんのことだから、きっともう心の整理もついてるんだろうな~。と思いつつ、
遅ればせながら心身ともに色々とお疲れ様でした。m(_ _)m
親ってさ、子供がいくつになっても
親なんだよ
だから
母の務めも果たしたかったんじゃないかな
船出させてくれた娘達に
ちゃんとわかってるんだよ
よかったね、手紙
形のあるものって貰うと嬉しいよね
それも普段は見えない心が記してあるんだもの
きっとご褒美なんだよ
私も久しぶりに母親に電話したくなっちゃった;
Posted by: tyler at February 4, 2007 10:44 AM>sallyさん
言葉ありがとう!
うん、整理がついているっていうか、一環の流れだったからね。
終わったわけじゃなくて、親族の問題(骨肉とかつー奴?)など、
いろいろあるけど、すでに私の中では残務処理。
一番整理がつかないのは「父とは何だったのか」という部分で、
これは死ぬまで考えると思う。
基本的に、たいてい私は元気です。ありがとうね!
>tylerさん
そっか。なるほど!親だからなんだね。
すごい納得した。
でもねえ…頼む、頼むから…だったらもうちょっと…。
しかし、それが出来ないから母なのであった。
お母さんに電話、是非してください!