先日、昼にいって面白い体験をした。
以前は東京駅近辺でまともなパスタを食べようと思うとかなり苦労した。
大丸地下にあるチャオはソースが水っぽい。
八重洲地下街奥にあるチャヤ?は湯で上げじゃない。
で。そんなところにばばーんと表れた当店。
代官山の分店。本店は都内でも有数の有名店だ。
イタリアンは10分も歩いて銀座にいけば山ほどあるが、
問題はコストパフォーマンス。有名イタリアンのパスタだけを、
ランチとはいえ1000円(サラダかドリンクどちらか)で食べられるのは秀逸。
アクセスのよさも特筆もの。
八重洲中央出口から出て横断歩道を渡ってすぐのビル。看板に偽りなしの「徒歩1分」。
値段、味、立地。内装は大人風ゴージャス。しかも広い。
とくりゃあ、いいことずくめなんですが。
やっぱり欠点はあるもので。
しかも巨大な。
それは。
サービス。
最初に1人で行ったときも、あまりいい感じはしなかった。
何が悪いってわけじゃない。そつないし、問題ない。
だけどなんというか、慇懃無礼というか…。
あとから言われてわかった。
「心がこもってない」ってのが。
まあでも、こんときはよかったんだけど。
さて。問題の当日、我々は2人で2時数分すぎに入った。
ランチコースのL.O.は2時だけど、パスタランチは2時半。
このとき、黒服のウエイターがこれ見よがしに時計を見る。
この最低な仕草から、まあ想像はついたんだけど…。
パスタランチはプリフィクス。前菜(サラダかスープ)とパスタ、
パスタとドリンクなら1000円、3つセットなら1200円。1200円の場合、
口直しのシャーベットがつく。プラス300円でデザートがつけられる。
夫は九条ねぎと生うに(+200円)、
私は帆立貝とグリーンピースのジェノバ風にした。
で。半分ぐらい「おいしいね」と食べて気がついた。
「ホタテ…違う」
そうなのだ。帆立貝はどこにもなく、全部白身魚。
これはこれでおいしいのだが、メニューが勝手に変わってる。
私はホタテにそれほど思いいれはなく、あとから思うと酷く疲れていたので(自覚なし)、怒りも全くわかなかった。
が、夫はホタテ男なので「俺だったら大ショック」だという。
とにかく、怒りよりも好奇心で聞いてみた。
「あの、これ帆立貝だと書いてあったんですけど、どう見ても白身ですよね?」
ウェイター「ちょっとお待ちください」
待つこと数十秒。
かえってきた答えを聞いてたまげた。
あの。
白身魚しか入ってないんですが。
メニューには白身のしの字もなかったんですが。
それで我々と同時期に入ったお客、いないんですが。
思わず私、フォークでもう一度つつきながら、笑って言う。
「ああ、そうなんですか。いや、お皿の中にホタテの欠片もなかったものですから」
別に嫌味でもなんでもなく、本当にホタテがこまかーく入ってたのかもしれん、と思って調べてみる。
でもなかった。
ホタテはご存知のようにかなり濃厚な味があるので、普通入ってればすぐわかる。
怒りもなく(それは私のホタテ濃度が低いせい)笑っていると、
夫がおかしそうに話し出した。
彼がよく読むブロガーがこの店で酷い目にあったことをつい最近、書いていたのだという。
その話とは。
2人で行って2人ともグランテ(大盛り)にしたら、明らかに自分のは普通盛りだった。
んで違うんじゃないか、と指摘したら、かえってきた答えは
「確かに大盛りです。大盛りといっても100gですから判りにくいのだと思います」
その人は怒りまくって、その場で「間違いをきちんと認められないなんて最低だ」と指導したそうだ。
非常に客観的な文を書くブロガーだけに、この話は夫の印象に残ったらしい。
うーん。似てる(大笑)
もー痛快だね。ここまで来ると。
ということで、そのブログの話など朗らかにしてたら、
お店から「すみません、お詫びのしるしに」といっていきなりデザートが来た。
「お飲み物も用意します」。
実はこの後、人と会ってお茶する用事があったので困ったが、
断るのもまた嫌な感じだったので受け取った。が、なんだかなあ、という感じ。
(タダで苦痛を味わうのなら、お金を出して自由を買う)
別にそんなことしなくていいから、ちゃんと「間違えました」といってくれれば納得できたのに。
大体、旧富士銀行の建物をリノベートして、
パーティーホールとしての使用目的が主体なのに。
こんなサービスで結婚式できるのかね?
ここ選んだ時点で新郎新婦のセンスは相当鈍感だ、と思っちゃうな。
それに元銀行だから仕方ないのだろうが、構造に致命的欠陥もある。
トイレが地下にしかない。東京駅で挙式するのは地方の方の便も考えてる人が多いだろうに、お年寄りには酷だ。
ま、それはさておき。
なんでこんなことがおきるのか。
大手レストランでバイトしてわかったことがある。
また有名店で働いた妹の言葉からも明白だったが、
料理人が一番偉い、ということだ。
ホール長はコック長に比べたらゴミみたいなもんだ。
支配人と名がついていようと、調理長にはまったく及ばない。
料理人の名で売る有名店になればこの序列はもっと明確。
万が一オーダー取り間違いなどして、作り直しになろうもんなら…。
店によってはもう怒鳴り散らされる。
おそらくカノビアーノは調理場とホールの連携が上手くいっていないんだろうね。
それは人間関係が駄目、
お客に迷惑かけても、真実を調理場や上に伝えられない何かが存在するということ。
調理場に怖くて物言えないとか、調理場からの指示が上手く伝わらないとか。
私たちのオーダーをとったのは女性だったが、
メニューの変更という一番重要なことを言い忘れるとは思えない。
逆にそうではなく、店全体の傾向だったら…。
あははは!救いがないね!
いや~ほんと、漫画でもないですよ、こんな店(笑)。
Posted by kim at May 27, 2006 12:09 PMkimさん、お久しぶりです。
貴重な体験をされましたね~(苦笑)
東京駅はお祭りの帰りに利用することが多いので、
屈強のコ達と寄ってみたいなと思いました。
東京駅でしたら、大丸8Fのラ・ピアッツァがお勧めです。
その隣にサバティーニがあるのですが、パスタでしたらこっちのがおいしいですv
いやそんな常にひどいというわけじゃないんだけど、
なんか店の中に地雷が埋まってる感じです。
味は確かだと思います。
大丸の上かあ~(笑)
混むので避けてるんですよね。
サバティーニは2回ぐらいいったことがあって、
確かに「あ、デパートのレストランだ」って感じだったけど、
その近くの店は入ったことがないかもしれない…。
今度チャレンジしてみます、ありがとう!
行ける店が一個増えた。
ちなみにカノビアーノ本店は問題なかったように思ってます。
(東京店はお弟子さんだったと思う)
リストランテ・ヒロもドゥエはよかったけど、
お弟子さんが名古屋に出した店には二度といかないと思います(苦笑)。