ビデオの話を友としていたら「じゃあ記憶に残ってる店」の話になった。
つまり「子供時代の」ということだ。
誰かがある焼肉屋を持ち出した。
これは私も知ってた。
顔が歪んだキャラが出まくる「サーキットの狼」が大ヒットし、
空前のスポーツカーブームのとき。
スタンプカードが一杯になると、店主のランボルギーニかフェラーリで、
どっかまでドライブしてくれるという焼肉屋だった。
テレビに出るなど超有名店だったので、行ったことのない私でも知ってた。
家から街に出る際途中にあるので、前も何度も通ったし。
でもスポーツカーに全く興味のなかった私は「ふうん」ってな感じ。
むしろ、私の気を引いたのは、その近くにあるフルーツ店だった。
名前が「バナ美」。
まあ昔バナナは高級フルーツだったらしいけど、
バナナ以外のもの、売る気あるのか、バナ美。
近くにはかなり大きな病院が確か2つほどあったはずだけど、
これじゃ病院の見舞いにももっていけん。
バナナのほか、仮にメロンや白桃や巨峰が入っていたとしても、
包み紙に「フルーツショップ・バナ美」と入っていた段階で、
病人は「こいつ本気で見舞いにきとるのか」という疑念を抱くに違いない。
バナ美は気がついたらなかった。
いまさらだけど、一度ぐらい買っておけばよかった。