April 25, 2005

尼崎の列車事故

悲惨な映像は、どんな言葉、情報より雄弁。
もう午前中は慌てて関西圏の友人に電話したりメールしたりしました。
返事がきてないのは怖いけど、無事な証拠だと思って…。
あんな風に何かに巻きつくようにぺしゃんこになるなんて…。


9時18分ごろ起きた列車事故はNHKが9時50分前後、第1報を流した。
災害ではなく事件としては、かなり早い。
上り電車でNHKのアナウンサーが女性専用車両(9時からフリー)に乗っていた、
この2点のためだろう。

最初の情報は「列車が踏み切り内の乗用車と衝突、脱線した」という
ものだった。
確かに画面には白い車が映っている。
しかし。
かなり早い段階(午前10時10分頃)には、
兵庫県警が「電車は単独で脱線、その後駐車場にとめてあった車やマンションに
衝突した模様」という見解を出している。
10時半ごろには「運転手は23歳で運転期間わずか11ヶ月」「前の駅でオーバーラン」
さらに助け出された乗客の「体が浮くような猛スピードでカーブに突っ込んだ」、
等の証言がテレビを中心に流れた。
JR西日本の会見は11時前後に始まった。
しかしこのとき、JR側は「脱線の原因は不明」を繰り返すのみ。
NHKは第1報から一貫して「車に衝突、脱線」という報道だったが、
このJR会見時には、各記者が県警の情報を入手、単体脱線の線が強まっていたため、
報道陣の質問はもっぱらカーブ走行時のスピードや、脱線の経緯を追求する方面に集中した。
歯切れの悪いJR西日本関係者。

かわいそうだが、運転手の能力が疑われるのは仕方のないことになる。
JR西日本の管理能力も。
オーバーランは運転士としてはかなりの失点になるらしい。
知り合いのいとこは、厳しい試験を通り訓練を重ねて憧れの運転士になったが
「2駅続けて15メートルのオーバーランをして、二度と運転士に戻れなかった」という。
2駅続けてというのと、昨年と今年と離れてオーバーランをすることの差は
分からない。毎日のように電車に乗る私も、たまに「停車位置を直します」という
アナウンスを受ける。
でも8メートルはなかなか強烈だ。

JR西日本は「粉砕痕を発見したが、因果関係は不明」という。
運転ミスではなく、他の理由だってありうる。
スピード超過だけでの脱線には130キロオーバーの速度が必要だという。
この車両の最高速度は120キロ程度だった。
普段70キロ前後が120キロ出てれば、乗客の証言も「かなりのスピード」
どころではなく、もっと強烈なものになるのではないか。
遠心力が働いているので、実測値より体感スピードはなお増すはず。

こんな風に、何気ない日常で命を奪われるというのはたまらない。
出きり限り早く、しっかりと原因を明らかにし、
二度と起きないようにして欲しい。

Posted by kim at April 25, 2005 04:37 PM
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