王の帰還を見てきた。
こんな続きが見たいと思った映画は本当に久々だった。
大体私は映画が余り好きではない。
いや映画自体はスキ。
ただ「X月X日のXX時にそこへ行かねばならない」というのがトコトン苦手なのだ。
だから自分から行くということは自ら拘束をかけるということで、
これは本当に珍しかった。
見ながら、なんで自分がこの映画を好きか気が付いた。
よくこの映画のポイントとして風景の美しさ、画面の美しさが取り上げられるけど、
それに付随して、私は「とてつもなく大きなモノ、広いもの」が好きなのだ。
1から通していろんな村や城が出てくる。
この城は実際に作っているそうなんだけど、ものすごく大きい。
見上げても空と天上の先の区別ができないほど。
それが画面を通じて伝わってくる。
そういう、首を真上に上げても終わりがないほど大きな建造物が私は好きなのだ。
ただし。
現代建築には興味がないらしい。
東京で好きなのは、都庁だったりする。
甲州街道とか仕事で歩いていて、ふと振り返って都庁が見えると、
背筋がぞくっとする。
これまでいろんな国にいっていろんな景色を見たけど、
脳裏に焼きつくような風景はみんなこんな感じだった。
とてつもなく大きくて、広い。そして歴史を感じる。
中国ならある庭園。
北京駅。
シルクロードの入り口の、王の墓。
ここはただ赤茶けた丘陵地帯が広がっているだけだった。
英国(イングランド)のある岸壁の風景。
そのホテルから見た、港。
米国での滞在が異常に多いくせに、米国ではないというのは
「歴史」を感じさせる建造物が少ないからだろう。
自分が歴史好きだとはぜっんぜん、思わないのに。
向こうが勝手に私の心を揺らす、そんな感じ。
子供の時から、大人になっても、結婚しても。
ずっと「どこか」へ行きたかった。今も行きたい。
1人で。
誰もいないどこか。
言葉も通じなくて、知り合いもいない場所へ。
そんな気持ちを思い出させる映画だった。
…ついでに喧嘩の顛末。
この映画の前売りで我々夫婦は喧嘩した。
話し合った挙句、原因は「互いへの愛が深すぎるため」(???)という結果に落ち着いた。
しかし入手は結構大変だった。
夫が仕事前に買いにいったら「100人の列だった…」というので断念。
やむなく私が昔ヴァージン、今TOHOという臭い名前になってしまったシネコンチェーンのネット予約をする。
(六本木ヒルズだけはヴァージンの名前のままだ。見栄っ張り!)
映画館に問い合わせ、あれこれやった挙句、14日午後0時の回が取れた。
「やればできるじゃん!2ヶ月に1回ぐらい」と褒められた。
めでたし、めでたし。
何故に「互いへの愛が深すぎるため」に落ち着いたのか?
その経過を知りたいものだが。。
とにもかくにも夫婦円満。めでたし。めでたし。♪
それにしても「ロード・オブ・ザ・リング」大人気!ですねー。
私、最初から全然見てないんだけど、これだけ「面白い!」という声を聞くと、やっぱり見るべし!かな~?(結構私ってば動機がミーハー?)
経過っすか(笑)。
え~例によって数日後に会った我々は、
オムライスが有名な某レストランでランチを取りながら話しました。
「珍しく私から行こうと言ったのに、頭ごなしに否定するなんて」(私が怒った理由)
「いくのは規定路線。ネットで簡単にチケットが取れないのも。それなのに券買えというのは、俺に仕事前に買いに行けと命令しているのかと思った。それはあんまりだろ」(夫が怒った理由)。
私はネットで簡単に購入できると思っていたので、なんでそんな簡単なことを…と思ったわけです。
夫は夫で「一緒に見たいからいろいろ調べているのに、そんな高飛車に出るなよ」という感じで。
結局(まあ私の根拠のない自信が元なのか・汗)、2人とも一緒に見ようと努力(私は仕事の日程を合わせるなど)していたから、ムカッと来たんだね、ということで落着。
しかししばらく「捨て台詞」で苛められました(笑)。
是非、見てください。
流行ってるからというのを超えるものがあります。
モブシーンで泣けるというのは、ほんと珍しいです。