2006年2月アーカイブ

かめ

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大人の男性の握りこぶし大の、かめをみた。

水槽に水が流れて、中央に平たい置石。
カメはその上にいた。
ビルの中だからか、水槽の端には眩しく輝く電球がある。
煌々と輝いている。

まず目がいったのはその甲羅。
昔いた緑かめとかじゃなく、すごくこんもりと丸い。
甲羅の色は茶から緑の複雑なコンビネーションで、とても上品。
前から後ろへ、まるで骨のような線が走ってる。
実際、骨っぽい。そう、まるで和凧の骨のような感じ。
甲羅の縁はわずかに持ち上がってる。
ちょうど、海外の陸軍が野戦時に被るヘルメットのように。
その甲羅から足が出てる。
先っぽに、爪があった。5つ。
鋭いともいえる感じで綺麗に尖っているんだけど、色が漆黒。
足や首は緑からクリーム色に近いので、
その黒くちっちゃな爪がとても映え、美しい。

太陽代わりの電球に向って、かめは一生懸命首を伸ばす。
大人の親指を少し、細くしたぐらいの長さと大きさ。
どうせ動かないんだろうな、と顔を見て驚いた。
喉がゆっくりとへこんだり、膨らんだりしてる。
「あ、生きてるんだ...」
当たり前だけど、見入った。
一番高い部分には、針で刺したような小さな穴が二つ。
「鼻の穴だ...」
そして。小さなビーズの球のような、瞳。
この色も爪同様、漆黒。つやつやと輝く。
この瞳が左右、ばらばらに瞬きする。
「つぶっ、つぶっ」ってな感じで。
口は黄色い皮膚のどこにあるんだろう。わからない。
「んんー」と真一文字に結ばれてて、凛々しい。

なんて賢そう。
じっとみてると、動かないと思った首を振って、
こっちを見たり、また戻したり。ときには足をううーーんと
伸ばして(ちょうど寝起きの猫みたいに)爪を広げてみたり。
飽きない。

かめとかペットで買う人の気持ち、今ひとつわかんなかったけど、
わかった。
かめ、可愛いよ、凄く。
驚いた。

Posted by kim at February 12, 2006 03:58 PM
Comments

ほんとうに亀って賢い感じがするよね

うちの近所に透明の衣装ケースに50センチほどの甲羅をもつ
陸ガメを2匹も入れて飼っている人がいる

それがせまいもんだからみっしりとしてて
あまりにも可哀相でね・・・

透明といっても白く濁っているから中からよく景色も見えないし、何と言ってもでかいから身動きが取れない
ただ与えられるキャベツを食べるだけ

時々子供と見ては
こっそり逃がしてやろうかと思ったりもする
でも逃がしたところで生きられないよね・・・でかすぎて

公園行く途中だから
どうかこの子を散歩に連れて行かせて下さい!と頼みたくなる
芝生の上を存分にあるかせてあげたい

人間だってあんな狭いところに閉じ込められたら
精神が狂うだろうね
あの亀たちは自分の糞を食べてたから
何だかそんな気がして、、また泣いちゃったよ

いっそもらってうちのベランダで自由にあるかせてやりたいわ
でも高いものだから「くれ」とも言えないし

散歩させてあげてるのかなぁ
最近寒くて見えないけど、この記事読んで思い出した

Posted by: tyler at February 13, 2006 01:31 AM

甲羅50センチはでかいね...。私が見たのは、
水陸両用?タイプで甲羅は15センチぐらい。
ミニじゃないけど、大きくもなくて、中ぐらいよりも
ちっさいという微妙なサイズ。しかし文様もそれは
美しく浮き出てて(首の縞なんかも)とても
エレガントだった。

リク亀ってそんな簡単に大きくならないから、
最初っからその大きさだったのかな。
でも...やはり人のうちで飼っているものには
いろいろ感じても何もいえないよね。
その人にはその人なりの事情があると思うし。
悲しいかな、日々の生活が上手くいってないと、
物言わぬ動物のことは忘れてしまえるし。
もし見にいくことが、その飼い主への程よい
プレッシャーになるのでなければ、
あまり見に行かないほうがいいと思う。
人様のペット、は単純でとても深い問題をはらんでいるから。

Posted by: kim at February 16, 2006 05:19 PM

銀の塔とエルベ

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東銀座・歌舞伎座付近には通称シチュー通りと呼ばれてる場所がある。
とかいっても、それは最近知ったこと。
ちょうど「ビーフシチューが食べたいな...家で作るってのじゃなく、
いかにも店で作りました、ってのがいい」とか思ってるときに
周辺を歩いていて、銀の塔の「シチュー専門店」という看板を見つけたのだ。

で、店の間口は狭く、暖簾が出てるだけ。メニューもない。
もちろん値段もわからない。だけど覗くと、お客さんでいっぱい。
ま、いっか、と思って入った。

土鍋に入って出てくる、和風ビーフシチュー。どこが和風かといえば、
「ご飯にあう」のだ。赤ワインではなく日本酒を使っているとか、
だしがちがうとか聞いたことはあるけど、とにかくご飯にあう。
最初はミックス(ビーフ&タン)を頼んだ。
厚切りのやわらかい肉が一杯入ってて、たまねぎ、ジャガイモ、
にんじん、絹さやも。
値段は現在2500円。小鉢3つがつき、ご飯お代わり自由だけど、
はっきりいって高い。
でも。
最初食べたときには「ん。こんなもんか」と思ったけど、
後日、ふと思い出して「あ、食べたいな...」
後を引く感じ。その後定期的に行くなど、完全に嵌ってしまった。

ところがふとしたことで、その辺がシチュー通り(銀座?)とか
言われており、銀の塔よりもエルベという店のほうが人気だと知った。
聞けば、こちらもごはんに合う土鍋シチューだという。
どう違うのか。本当に銀の塔より美味いのか。
行ってみた。

驚いたことに、ほぼ一緒。
違いは、本当に若干エルベのほうが量が少ない(れんげ一杯分、
肉1枚分ぐらい)のと、入ってる野菜が絹さやではなくさやいんげん、
小鉢3つはなく、漬物だけ。
でも最大の違いは値段。1800円。この段階で700円も銀の塔より安い。
平日のランチタイムにいけば、しかも1500円。1000円、この差はでかい。

味の違いは微妙で、どちらかをおいしいと思えば、
もう一方もほぼおいしい、という程度まで似ている。

エルベの問題点は、働いているのがおばちゃんばかりで、
しかも狭い中で、そのおばちゃんたちがお客がいようといなかろうと、
大声で話す(しかも私語)こと。しかしそれより気になったのは、
相席が基本のせいか、食べているテーブルの上に、他のお客が会計の際など
荷物を置いたり、服を置いたりすること。
あちちとシチューを食べているときに、他人の荷物が
土鍋の隣にどーんと乗る。大抵の人はびっくりするだろう。
私がいった2回とも1人で4人かけのテーブルを使っていた
せいもある。(でも狭いけど。実際は大人2人でちょうど)
しかし、ということは店内は空いていることを指す。
これは相当失礼だと感じる。
もっとも店というより客の質の問題(いや、それは結局店の問題なんだけど)。
置くことに対し、こちらに一言もない。
それが「常連」っぽいと考えているのなら、相当品性が欠けている。
まあ今度2人でいってみて確かめてみる。

しかし...瓜二つとも呼べる店が、すぐちかくにあるのは何故?
波乱の匂い。
たとえば、名古屋のカレーうどん有名店(最近首都圏に進出)の
「若鯱屋」は屋号を強奪した店だと認識している。
もともと若鯱屋は黒川に本店と、分店がひとつだけあった。
でも場所がやや辺鄙なのと、駐車場が皆無なため、そこそこの込み具合。
若い女性ではなく、うどん好きが並ぶという店だった。
ところが、ある日突然、繁華街に店を出した。
「ん?」と思って本店にいくと、名前が「鯱の屋」に変わってる。
そして「若鯱屋とは何の関係もありません」という張り紙。
出しているものはほとんど同じ。
違いは、本店には「絹うどん」という細くて腰の強い麺があるが、
偽者?にはない。また偽者はチェーン店化した際、オリジナルのメニューを
どーんと増やした。
「若鯱屋の前の家の人が、繁盛振りを見て、これなら俺にも
作れるとまねして勝手に売り出した」という噂も流れた。
それが本当なのだとしたら、
商標その他の法的問題が本店は非常にあいまいだったという
ことだろうけど、ありえるのか?
とにかくえぐい話があったことは、
鯱の屋の張り紙からして簡単に想像できた。

さて。エルベと銀の塔の話。
私が食べていると、カウンターのおばちゃんが「ごはんおかわりして」という。
もともと私は絶対におかわりするので、頼む。
すると聞いてもいないのに「うちのご飯はおいしいから。
新潟に電話すると、うちの名前を聞いたあと精米して、翌日の朝には
届けてくれるから」という。
たしかにエルベのご飯はおいしい。固めだけど。これはシチューを
かけて食べることを考えてだろう。
(中には土鍋に入れてしまって食べる人もいる)
銀の塔はより固い。そしてまずくはない...けど、人によってはまずいと
感じる、微妙なご飯になっている。(多分、米の質は悪くはない)
だからご飯は完全にエルベに軍配。

こうした話をしてくれたこともあって、意を決して聞いてみた。
「どうして似てるんですか」と。
おばちゃんは、はきはきと答えてくれた。
「ああ、昔うちの息子が銀の塔の1番弟子だったの」
なるほど。その昔とは30年前のことだ。
「うちは昔からの、そのときの作り方のまま、今も作ってる。
そのときの銀の塔はすごかったわよ。東劇(歌舞伎座)まで
行列がずら~と並んで...」
しかしその後、銀の塔はいろいろあって経営者が変わり、
今は服飾関係のオーナーになり、エルベとの関係は全くないという。
一時は外国人労働者などを使っていたが、客足が遠のき、
昔のお弟子さんを呼び戻したりしたが、ダメ、というのが
おばちゃんの解説だ。そういえば、銀の塔にいったとき、
箸袋に京都店の名前があったので「こちらもやってるんですか」と
聞いたら、無関係だといわれたことがあった。
エルベおばちゃんいわく「京都の店はないわよ」だった。
さらに。
「小鉢なんかいらないじゃない?それくらいなら安くしたほうがいいわ」
私もそう思う。120%この点は同意。
おばちゃんいわく「役者さんもむこうは(シチューが)薄いといって、
うちにくる」。
味の差か値段の差かは...これまた微妙な気もするけど。

...あ、また調べちゃった......。

もー、いいや。どっちが好きかはもう好み。銀の塔はそれでも
銀座・歌舞伎座という雰囲気もあるし。
いずれの店も電通が転居してからは、ランチの一時を除けば
並ぶことはない。

ちなみに銀の塔は歌舞伎座を築地方向(橋方向)に1本行った先の
路地を左折して左側、エルベは歌舞伎座向って右の路地を入って、
最初の路地を左折した右手(つまりほぼ真裏)にある。

忘れてた。
銀の塔とエルベの秀逸な点。
それは「お昼休みがない」ことです。
都内はまともな店でお昼を食べようとすると、
駅ビルなどの立地を除けば
午後2時過ぎると8割減、3時を過ぎると9割5分の店でアウトです。
が、ここはいつでもオッケー。
時間の不規則な人には最高です。

さらに。
エルベが移転することが判明。
2008年3月か4月から。
歌舞伎座の真裏から、マガジンハウスの裏?へ。
だから距離にして100メートルぐらい?
ただメニューが変わるらしい。
全部噂だけど
・夜はシチュー以外も出す、酒を飲む感じに
・夏のメニューも変わる。シチューが売れないから
・値段は未定
・昼休憩が入るかも
うーん...。

Posted by kim at February 5, 2006 01:09 PM
 
 
Comments

この話も興味深い

私もその人や物(店など)のルーツを探るのが結構好き
お客も『何でこの店似てるんだろ』と不思議に思って
好きなこと想像してたんだろうね

それにしても
プロにこんなこと書いたらそれこそ失礼極まりないんだろうけど、文章が上手いよね・・・しみじみ
当たり前だけど、毎回何処を読んでも感心する

・・・と全然関係ないけど
このブログを私のブログにリンク貼らせてもらってもいいでしょうか?
(妙にかしこまり
・・・てかこれから貼るんでもはや事後報告だけど・・・

ただ一方的に貼りたいだけだから
私の方は無視して下さい;

では

Posted by: tyler at February 6, 2006 10:05 AM

聞く前は失礼かな、と思ってすごいドキドキした。
でも絶対に誰もが思うことだと思ったんで、
逆に怒られたら怒られたとき(それまでの店)だと思って。
いや、おばちゃんは大きかった(笑)。
おばちゃんによると、やっぱ聞く人はいて、
賭けまでしてる人もいたんだって。
「ほら、オレの言ったとおり」とかいって、食事代持ちとか。
ブログって無責任に好きなことかけるから(笑)。
でももちろん、主観です。
「銀座」「歌舞伎座」って雰囲気を味わいたいのなら、
銀の塔につれてったほうが、感激されると思う。

さて。リンク?
も、物好きにもほどがあるよ、平さん...(大笑)。
でもありがたく。問題はこのブログ、リンクあるんだけど、
設定の仕方がよーわからんのだ。
インストしてるくせに。
調べて見る。そして出来たなら、こちらからも
させてもらいます!

Posted by: kim at February 6, 2006 10:57 AM

いや!
だからしないで!

何も調べんでいいから
どうかこのまま捨て置いて下さい!
お代官様、お慈悲です!!

Posted by: tyler at February 6, 2006 12:41 PM

kimさんの文章読んで、シチューが食べたくなり、さっき作ってみましたv
...ですが、シチューのルーがなくて、結局肉じゃがになりました...
シチューを食べないと気がすまないので、今月関東に行った時にkimさんの言われるお店に行ってみようと思います

更新履歴読みました
お仕事タイヘンですね
寒いですし、お体に気をつけられてください
復活も、こっそり楽しみにしていますのでv(すごく人のこと言えないのですが)

Posted by: きゆ at February 6, 2006 10:38 PM

きゆさん、こんちは!
そうですか、シチューから肉じゃがですか...。
すばらしくきゆさんらしいですね!
グッジョ!(食いたい、肉じゃが)
なんつーか、昔の洋食って、いざ外で食べたいと
思うと結構高くつくというか...。
かにクリームコロッケとか、ハヤシライスとか。
カツレツとかムニエルは簡単に作れるけど...
でも洋食は材料費が高くつく...。

 

Posted by: kim at February 7, 2006 08:31 AM

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