新しいPCを手に入れ、それにともなうソフトの移行などのために
本棚をあさっていたら昔の、相当昔の手紙が出てきた。
メールなどない時代の話、手紙を出すのは普通のことだった。
が。その文句。
「先輩のあざも消え...」
あざ?先輩?何のことだろう...と考え、思い出し。
そして青ざめた。
それは学生、夏のプール。
私は大まかにいって4つの「創作泳ぎ」(?)を持っていた。
その4つとは。
①いか泳ぎ
読んで字のごとく、イカやタコのように泳ぐ。
頭突きするので(前が見えねえ)嫌がられていた。
②前を向きながら、後ろに進む泳ぎ
どうやっていたのかはよく覚えていない。たぶん、腕の力だけで。
③死にそうなコイの泳ぎ
これは簡単。できるだけ力を抜いてダランと浮かぶ。
白目をむいたまま、できるだけ口をOの字型に「ぱく...ぱく...」とゆっくり動かす。
しかし油断していると、さざなみが「ちゃぷん」と喉に入り、本当に死にそうになる。
まあ、この辺までは問題もなかったが、最後の一個、これがまずかった。
④海老泳ぎ
なんのことはない。
「ざぶん」と垂直に沈んだ後、手を前に出す(触覚)。
水中で自分を指差し、友達に「触って、触って」とアピールする。
触ってもらったとたん「ぴゅぴゅぴゅ~」と尻から後退する。
よく海老とかザリガニとかがすばやく動くアレだ。
ポイントはコーナーに逃げ込むことである。
私はスピード命で「いかに本物の海老のように動けるか」ということに
血道をあげていた。バレーと陸上で鍛えた脚力を生かし、ものすごい勢いで
プールの床を蹴っていたはいいが。
ぶつかったのだ。
それも友達の部活の先輩に。
先輩の腿にはあざができた。
わしの尻ロケット砲にやられたせいで。部活にも支障が出た。
その友達は...青ざめていた。
「...」
あのときの私は、私じゃないわ。
しかし、「その後」の話を思い出したとき、その虚勢もむなしくなった。
同じことを大学生でもやっていた。
しかも泳ぎを増やしたような、今度は水面で手足を上下に激しく動かし、
「大漁!」って叫んでいたような、気がする。
忘れたままでいたかった。
や、やめてくれ...。
腹...が、捩れる.........(爆笑)
